2018-12-26

全日本フィギュア

熱かった全日本フィギュア。
大ちゃんの現役復活に昌磨の3連覇、3A旋風紀平梨花ちゃん、5連覇なるかさっとん、と、話題豊富で連日興奮しっ放しでしたが、私的には全日本女王に輝いた坂本花織ちゃんの演技に感動NO.1⭐︎


坂本花織ちゃんは昨シーズンシニアデビュー、持ち味は高さと幅のある豪快なジャンプ、疾走感あふれるスケーティング。昨年の全日本では2位になり、平昌オリンピックの代表に選出され、6位入賞を果たしております。
豪快さが売りではありますが、いわゆるダンサータイプのスケーターではないので、スケオタさんの間では、その所作であったり上半身の使い方などが課題に上がっておりました。もちろん、それは本人も重々承知で。


シニア2シーズン目の今シーズン、FPは 'ピアノレッスン' 。なんと!
ピアノレッスンは私の大好きな映画(暗い映画ではありますが(The heart asks pleasure first))、マイケル・ナイマンの奏でる優しく悲しい旋律。
「私がもしフィギュアスケート選手だったら、この曲でプログラムを作りたい!」と、壮大な妄想タラレバをしていたくらい。
そんな私の個人的な事情から、今シーズンは特に彼女に肩入れしておりました。


紀平梨花ちゃんがFPで3A2発、ほぼノーミスで驚異の得点を叩き出してトップに立ちました。
花織ちゃんがトップになるのに必要な得点は148点。シーズンベストは142点。
ノーミスは絶対条件。絶対に出せない得点では無い。やってやれないことはない。
平成最後の全日本、最終滑走。花織ちゃんがやってくれました。





中野先生が送り出す時、緊張した表情だったのは見てわかりました。
それでも、位置に付いた時の表情は不安そうではありませんでした。私は、これは大丈夫!やってくれる!と確信しました。

ジャンプだけでなく、指先にも気を使って。滑らかに。
演技後半、あの、ピアノレッスンの旋律に乗って盛り上がっていきます。
GPFで転倒してしまった3連ジャンプ成功! 解説の荒川さんも、荒川さん比で力が入ってました。
そしてクライマックス、コレオシークエンスのスパイラル3連発、ココは割とよろけることが多かったけど、この日はスイスイグングン進みます。
ラスト、ループターンからの3ループも成功! ソチの真央ちゃんならここでガッツポーズ出ます。
もうここで、涙腺が崩壊しました。
強く美しい、まさに心震わす渾身のフリー。
そして確信しました。(得点が)出る出る、絶対出る。来い!

演技後のガッツポーズも何度見てもいいね。キスクラでの表情もいい! もう可愛いです。
私もすご〜く嬉しかった。このフリーは何度見ても涙が出ます。
SP、FPノーミスは強い! 全日本女王おめでとう!!!


私のフィギュアスケートベストセレクションがまた1つ増えました。