2013-01-09

Darkened Cities


フランスの写真家 Thierry Cohen ティエリ・コーエン 氏による作品 'Darkened Cities'
ネオン輝く大都市、もしこれらのネオンが一斉に消えて、空気も澄んでいたら、街の光景はどうなる?
を仮定した作品たち。



















そもそも、今のこの世に於いてこんな写真って撮ることって不可能じゃない?
一体この写真たち、どうやって撮ったかって言うと、
光の害の届かない場所へ行き、都市と同じ軌道上にある夜空の写真を撮影、それを都市の写真に重ねたんだそう。
なるほど!だから写真たちには、緯度や撮影日、時間が記されているわけなのね。

にしてもよ、見れば見るほど不思議な写真です。
実際、街の灯りが1つ残らず消えることはないし、こんな満天の星空、大気汚染が進んでしまっている現代の大都市圏では見ることは出来ないし。
矛盾の合成の中に、本来のあるべき姿を提言しているのかもしれないですね。

でもね、この写真たちを見てね、これと同じような光景を目にしたことがあったのを思い出しました。
東日本大震災の、街中大停電になった時、早く電気復活しないかな~・・・って、自宅ベランダから外を見てみたら、こんなに満天ではないけど、でも、ホントに星がたくさん見えたの。
非常時だったけど、その時は、星がキレイだな~・・・って思って、しばらく眺めてたなぁ。
こんな星空、いつか、リアルで見てみたいな~。あと、オーロラも!

・Thierry Cohen    http://thierrycohen.com/index.html