原作読んだし、オリジナル版も観ました。からの、総評。
原作は上下巻でかなり濃い内容。あれを2時間40分の映画にまとめるのは、オリジナル・リメイク版共に大変だったと思う。だって、どのシーンも重要で、欠けると話がイマイチわかりづらい。
私的には、リメイク版の方が好きです。
オリジナル版は、原作に忠実に順を追ってストーリー展開しているんだけど、それゆえの淡白感。
映画の時間の都合上・原作読んだよね、ありきだから止むを得ないのかもだけど、細かい感情表現のシーンがことごとくカットされてて、そのせいか、あまりにも淡々と展開し過ぎて、高揚感が少なかった。
あとは、これはもうどうしようもないけど、やっぱりキャラクターの魅力に尽きる。特に、リメイク版を見てからだから、余計にそう思うのかも。
だって、オリジナル版のミカエルは、フツーのおじさんで、お腹がすごく出てたのよ。リスベットはマッチョだし。え、だってね、原作では、ミカエルって少なくとも同時期に3女子を手玉に取る色男だし。ってなると、さすが007のダニエル・グレイグはハマッてるよね。リスベットって華奢で小さい、翳のある女子ですよ。ルーニー・マーラがハマってるでしょ。デバラとかマッチョとか有り得ないわー。脇役達の影も薄すぎる。
同じ原作でも、監督が違うとこうも違うのね。
ただね、ミレニアムシリーズ、私はハマったので、これから2・3も読むし、観る予定です。とりあえずオリジナル版の映画から。